ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)は、ANAカードと同じようにいくつもの種類があります。
どのクレジットカードを選ぶか?と検討する際には、カードブランドと一般、ゴールド、プレミアムを基準にする人が多いでしょう。「アメックスのゴールドが良い!」とか、「年会費を抑えたいので、SFC会員になれればゴールドやプラチナカードでなくて、普通の一般カードで良いかな」というように、それぞれ選ぶ基準があると思います。
そうしたブランドやカードの色だけではなく、ボーナスマイルなどの特典など、それぞれのスペックをチェックしておくことで、より自分の探しているカードにぴったりのものを選ぶことができます。
ここでは、ANAのスーパーフライヤーズカードのラインナップとそれぞれについて違いや比較を見ていきます。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC) ラインナップ、比較
ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)VISA、マスター、JCB | |
ANAスーパーフライヤーズゴールドカード VISA、マスター、JCB | |
ANAアメリカンエキスプレス・スーパーフライヤーズゴールドカード | |
ANAダイナース スーパーフライヤーズカード | |
ANA JCBスーパーフライヤーズカードプレミアム | |
ANAダイナーススーパーフライヤーズ プレミアムカード | |
ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード | |
ANAアメリカンエキスプレス スーパーフライヤーズプレミアムカード |
スポンサーリンク
どのANAスーパーフライヤーズカード(SFC)を取得するか?
基本的にANAのSFCを取得して、SFC会員となるということは、この先も継続的にANAやスターアライアンス各社を利用していこうという人が多いと思います。
そのメリットはやはりANAを利用することによって享受できるようなものが多いわけで、基本的には「利用してなんぼ」といったカードと言えるでしょう。
チェックインカウンターや空港ラウンジの利用、搭乗時のボーナスマイル、手荷物の優先タグを付けてくれるので、一早くターンテーブルから自分の預け入れた荷物が出てくることなどが挙げられます。
ただ、上記の通り、スーパーフライヤーズカードは何種類もあって、それぞれ個別には違いがあります。
カードランクによって年会費が異なるのは当然ですが、搭乗時のボーナスマイルが異なったり、付帯保険の内容も違います。最終的には、自分がどういう点を重視するかによって、選ぶ基準が異なってくるでしょう。
スーパーフライヤーズカード選びの際に、特にポイントとなる点についてみておきます。
ちなみに自分はANAスーパーフライヤーズVISAゴールドを保有しています。その大きな理由は、以下のポイントです。
・一般的なイメージとしてどこでも使えるということで、VISAブランドを保有したかった。
・移行手数料を考慮すると、一般カードよりもゴールドカードを保有するほうがコスパが良い。
・ゴールドカードのうほうが、一般カードに比べて、搭乗ボーナスマイルが5%高く、海外旅行保険が充実している。
クレジットカード選びの際に比較するポイントは以下の通りです。
一般カード?ゴールドカード?プレミアムカード?
SFCはそのカードランクによって分けると、一般カードとゴールドカード、プレミアムカード(いわゆるプラチナカードに相当)の3つが用意されています。
自分もそうでしたが、多くの人がクレジットカード選びをする際に最初に考えるのが、アメックスやVISAといった国際ブランドとともに、普通のカードにするか?ゴールドか?プラチナか?といったことでしょう。
SFCのように今後も基本的にANAやスターアライアンス航空会社を利用する予定があるのであれば、利用する際に大きなメリットのあるゴールドカードかプレミアムカードが良いです。
年会費
一般カードの場合、1000円で5マイルがショッピングマイルとして加算されますが、ゴールドやプレミアムと同様に10マイルにしようとすると移行手数料がかかります。
この移行手数料を加味すると、年会費がVISA、マスター、JCBはあまり変わらなくなってしまいます。そのため、1000円で10マイル加算させたい場合には、ゴールドを選択するのが良いです。
変わらない年会費であるならば、ボーナスマイルや保険で特典やメリットの大きいゴールドカードを選ぶのが賢明だからです。
ただし、あまり普段は買い物等でANAカードを利用する予定がなく、あくまでもSFC会員のステータスを維持することが目的であれば、年会費を抑えることができる一般カードが良いでしょう。
一方、アメックスとダイナースは、他よりも保険が手厚かったり、無料の空港手荷物宅配サービスがついているなど旅行全般をサポートする特典が多いこともあって、年会費が割高になっています。
搭乗時ボーナスマイル
搭乗時のボーナスマイルについては、カードによって以下の通り異なります。
一般カード 35%
ゴールドカード 40%
プレミアムカード 50%
なお、これはいわゆる平SFC会員(前年度の搭乗実績がプラチナ、ダイヤモンドに到達しない会員)の場合のボーナスマイルです。
プラチナ会員、ダイヤモンド会員になると、そのボーナスマイルのほうが高くなり、優先されます。つまり、例えば1年目のプラチナ会員であれば、95%なので、SFC会員であっても95%ボーナスが加算されます。
ブランド
SFCについては、年会費や特典で考えると、大きく分けて「VISA、マスター、JCB」、「アメックス」と「ダイナース」に分けて考えると良いです。
VISA、マスター、JCBは一般カードもゴールドカードカードも年会費が同じで特典もほとんどが横並びです。
アメックス、ダイナースは年会費が高いが特典が手厚い
アメックスとダイナースは、そもそも一般カードが用意されておらず、ゴールドカードかプレミアムカードのいずれかだけです。また年会費もVISA、マスター、JCBに比べて高くなっています。
その分、特典は手厚くなっているのが特徴です。
・クレジットカードのポイント移行期限がない。(ANAやその他のフライトで貯めたマイルとは異なる。)
・海外から帰国時に無料の空港手荷物宅配サービス
・ANAグループでの利用時のポイント
アメックスゴールド 100円=2マイル
ダイナース 100円=1マイル
アメックスプラチナ 100円=2.5マイル
ダイナースプレミアム 100円=2マイル
SFCは一般のANAカードとは異なる
スーパーフライヤーズカード(SFC)は、一般のANAカードと異なります。
ANAでマイルを貯めたいので、クレジットカードを作ろう!と思って、クレジットカード会社に申し込もうとしても、申し込めないのがSFCです。
それは、スーパーフライヤーズカード(SFC)を取得できる条件が、ANAのプラチナ会員かダイヤモンド会員、およびANAのミリオンマイラー(生涯の獲得マイルが100万マイル以上)になることだからです。
つまりANAの定める搭乗実績をクリアした人だけが、申請することができるわけです。
スーパーフライヤーズカード(SFC)に切り替える前にANAカードを取得しておくのがおすすめ
スーパーフライヤーズカードは、50000プレミアムポイント以上を獲得してプラチナ基準に達した後であれば、申し込みができます。
それから初めてクレジットカード会社に申請することも可能ですが、予め通常のANAカードを持っておくことがおすすめです。
自分も最初はANAでマイルを貯め始める前に通常のANAカードを申請して取得しました。そして、プラチナ基準に達した後にスーパーフライヤーズへの切り替え申請を行いました。
この場合、実質的にはカードの切り替えなので、与信審査も行われません。
ですので、せっかくプラチナ基準に達したのに、クレジットカードの審査が通らなくてSFCを取得しそこなったということも基本的にありません。
また、プラチナ基準になるまでも、ANAや他のスターアライアンスを利用する際にカード決済すればマイルが貯まりますし、ボーナスマイルも加算され、ゴールドカード以上ならばカードラウンジも利用できます。
そうした点でも予めANAカードを取得しておくメリットが大きいです。
なお、普通のANAカードからスーパーフライヤーズカードへの切り替えは基本的に審査なしと言いましたが、これはあくまで同じブランドとグレードの場合です。
例えば自分のように、ANA VISAワイドゴールドカード→ANAスーパーフライヤーズカードVISAゴールドカードであれば、切り替え時の審査はありません。
しかし、例えば、VISAゴールドからアメックススーパーフライヤーズゴールドに変える場合などは、切り替えではなく、新規扱いになりますので、当然審査が行われます。
ですので、スーパーフライヤーズカードに切り替え時にすんなり審査なくいきたい場合には、最初からブランドやグレードを考えて選ぶのが良いでしょう。
ANAカードのラインナップ
一般カード | |
ANA VISA、マスター一般カード | |
ANA JCB一般カード | |
ANAアメリカンエキスプレスカード | |
ゴールドカード | |
ANA VISA、マスターワイドゴールドカード | |
ANA JCBワイドゴールドカード | |
ANAアメリカンエキスプレスゴールドカード | |
ANAダイナークラブスカード | |
プレミアムカード | |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | |
ANA JCBカードプレミアム | |
ANAアメリカンエキスプレスプレミアムカード | |
ANAダイナースクラブプレミアムカード |
スポンサーリンク