Tabi Concourse

次の目的地はどこですか?旅行、マイレージなど旅にまつわる話をしています。

ANA マイル

ANAスーパーフライヤーズ(SFC)会員の特典、メリット

公開日:2018/2/9/

ANAのスーパーフライヤーズ(SFC)会員になると様々な特典やメリットがあるので、マイルや上級会員になることに関心のある人だと目指したくなるステータスの一つです。

 

そう言う自分もその一人であり、現在スーパーフライヤーズ会員です。

 

その特典やメリットはどんなものがあるのか?多岐に渡り、いくつもあるのですが、特に経験してみると手放せなくなるようなポイントがあります。

 

クレジットカードを保有している期間スーパーフライヤーズ(SFC)会員であり続けられる

スーパーフライヤーズ会員は、ANAの上級会員ステータスの一つです。

ANA上級会員には他にダイヤモンド、プラチナ、ブロンズがありますが、スーパーフライヤーズ会員は、プラチナ会員とブロンズ会員の間といったところです。

SFC修行と呼ばれるように、スーパーフライヤーズカードを取得するために、必要以上にフライトを利用してプレミアムポイントを貯める人が多くいます。

そういう自分もSFC修行を経て、スーパーフライヤーズ会員になりました。

何故、必要以上に飛行機に搭乗してまで、SFCを取得したいのか?

それは、一言で言えば、「スーパーフライヤーズカードを取得すると、保有する限り、永年でSFC会員のままでいられる」からです。

1年間50,000プレミアムポイント以上を獲得することによってプラチナ会員になることができます。そのプラチナ会員期間中にANAカード(クレジットカード)をスーパーフライヤーズカードに切り替えることで取得でき、あとは毎年クレジットカードを更新している限り、SFC会員であり続けるわけです。

つまり、毎年修行することなく、スーパーフライヤーズカードを保有するだけなので、会員ステータスを維持しやすいというのが最大のメリットです。

 

スポンサーリンク

ANAの上級会員ステータスとしての特典を享受

SFC会員の特典内容は、プラチナと共通するものもあれば、そうでないものもあります。

いろいろとある特典の中でも、特にメリットが大きいと感じるのは、

 

チェックイン

空港ラウンジへのアクセス

プレミアムエコノミーへのアップグレード

優先的に手荷物受け取り

 

スーパーフライヤーズ会員は、よくSFC会員とも呼ばれます。一度プラチナ会員、ダイヤモンド会員になると、取得できるSuper Flyers Cardと呼ばれるクレジットカードの頭文字から、こう呼ばれています。

SFC修行や平SFCなどと呼ばれているのもの、このSFCからきています。

 

スターアライアンスゴールドメンバー

SFC会員は、スターアライアンスのゴールドメンバーでもあります。これはANA以外のスターアライアンスに所属する各航空会社を利用した際にもそれぞれ特典を受けることができます。

例えば、人気のシンガポール航空をエコノミーで利用する際に、チェックインカウンターはビジネスクラス(或いはゴールドメンバー)用のエリアを使用、ラウンジ利用、手荷物の優先タグなどの各特典を受けることができます。

そのため、ANAだけでなく、スターアライアンスの他社便を利用することでもメリットがあります。

 

予約、座席指定

国内線の予約に関して、SFC会員は、優先して座席指定ができるようになっています。ただ、人気の最前列の座席はSFCだと予約はできません。足元が広いので、快適なのですが、ここはやはりダイヤモンドメンバーに開放しているのでしょう。

個人的には、2列目以降だとあまり変わらないので、そこまで大きなメリットを感じることはありません。そもそも国際線に比べると飛行時間も短いので、最前列かどうか?よりも、通路側のシートであれば良いかなと思います。

国際線の予約に関しても、基本的には最前列のシートはSFC会員には開放されていません。非常口座席は開放されているので、同じく足元が広いシートでも扱いが違うのでしょう。もっともここは、足元が寒かったり、窓側は飛行機の扉があって足を伸ばしにくかったり、圧迫感があるので、個人的には避けています。

 

チェックイン

SFC会員はチェックインカウンターでも優先的に対応してくれます。

国際線の場合は、ビジネスクラス(或いはスターアライアンスゴールド)用のチェックインカウンターを利用できます。

成田や羽田もピークシーズン以外は割と、空いているのでそこまでエコノミーレーンでも待たないような印象がありますが、でもやはりビジネスクラス用チェックインカウンターのほうが空いているので、便利です。

海外の空港だと、エコノミーレーンがすごく多くの列ができていることもあって、そんな時にビジネスクラス用のレーンを使えるととても便利に感じています。

一方国内線は、羽田空港だとANA PREMIUM CHECK-INが利用できます。通常のカウンターと違い、入り口があって、別の場所に設置されています。名前の通り、プレミアム感があって、初めて使った時は、ちょっとしたワクワク感があったくらいです。

羽田以外の空港でも伊丹や新千歳、那覇など利用客の多い空港には、優先チェックインカウンターがあります。

 

空港ラウンジへのアクセス

SFC会員の特典で多くの人が嬉しいと感じるのが、空港ラウンジが利用可能である点ではないでしょうか?

SFC会員はスターアライアンスゴールドメンバーとしての特典を享受できますので、国内のANAラウンジだけでなく、海外の空港ラウンジも利用できるのが大きいメリットです。

国内線のラウンジは羽田や伊丹、福岡、那覇をはじめとして主だった空港に設置されています。

一方で国際線では、成田、羽田、関空にANAラウンジが設置されています。

また海外の場合には、スターアライアンスの航空会社が運営するラウンジが利用できます。他に空港が運営している共用ラウンジの場合もありますが、たいてい利用できることが多いです。

国際線の場合は、アルコールを含むドリンク類や、食事が提供されています。

ゆっくりと寛ぎながら、出発前の時間を過ごすことができるのもスーパーフライヤーズ会員の特典です。

 

優先搭乗

優先搭乗については、おまけ程度といった感じがします。

というのも、国際線の場合、SFC会員は基本的にプラチナ会員やビジネスクラス搭乗客、他社スターアライアンスゴールドメンバーと同じく搭乗するのですが、とにかくその数が多いこと多いこと。

ですので、搭乗の案内が始まってから並ぶと長蛇の列に並ぶことになることが多いので、あまり大きなメリットを感じません。列の前のほうに並ぼうとすると、搭乗アナウンスが始まる前から並んでおかなくてはいかず、それならば、ぎりぎりまで座っていたほうが良いかなと思うくらいです。

もちろんフライトにもよるので、一概には言えませんが、優先搭乗のメリットを感じるのはダイヤモンドメンバーではないかなと思います。

国際線の場合はファーストクラス搭乗客と同じです。そのため、ファーストクラスが設置されていないアジア便や787型機で運航されている欧米便では、ビジネスクラス搭乗客よりも先にダイヤモンドメンバーが搭乗することになるわけです。

 

機内(プレミアムエコノミーへのアップグレードなど)

SFC会員の場合、プレミアムエコノミークラスが設置されている便では、搭乗手続きの時点でシートが空いていれば、追加料金なしでアップグレードされます。

以前に比べると東南アジア便にも導入されるフライトが増えているので、アップグレードされるチャンスが巡ってくる機会が多くなっていると言えるでしょう。

上級会員になるとCAさんの挨拶があります。ダイヤモンドメンバーだとエコノミーでも挨拶を受けますが、SFC会員は特にありません。またビジネスクラスやファーストクラスでは、もともと名前で呼ばれ挨拶を受けますので、特には変わりはありません。

と言いたいところですが、決定的に違うなと感じることが一点あります。

SFCを取得したプラチナメンバー期間中では、

「いつもご利用ありがとうございます。」

というフレーズがありました。しかし、SFC会員になってからは特に聞かなくなりました。

確かに一度SFC会員になれば、搭乗してもしなくてもステータスを維持できますからねぇ。

基本的には、これ以外で大きなメリットを感じるようなことはないかなと思います。

やはりダイヤモンドメンバーも結構多くて、プラチナメンバーと合わせると結構な人数になると思います。更にSFC会員は毎年相当数が増えていくわけで、一人ひとりにきめ細かな対応をするというのも限度があるでしょう。

 

手荷物に優先タグを付けてもらえる

預け入れた手荷物に優先タグを付けてもらえるのも便利に感じる特典です。

真っ先に出てくるのはダイヤモンドメンバーとファーストクラス利用客ですが、その次に出てくるのがSFC会員をはじめプラチナや他社スターアライアンスゴールドメンバーのものです。

空港に着くと早く荷物を受け取りたいので、早めに出てくるのは嬉しいです。例えば成田空港に帰国して、早めに手荷物を受け取り、ぎりぎりで京成電鉄の特急に乗ることができた時はメリットを大きく感じます。一本逃すと2,30分待ちますしね。

更にANA便だけでなく、シンガポール航空やユナイテッド航空など他のスターアライアンスを利用する場合も同様に優先タグを付けてくれます。

 

ボーナスマイル

ANAのマイル制度は海外の航空会社よりもやや複雑です。

ボーナスマイルの積算率がクレジットカードによって異なるのが、最たる例でしょう。

スーパーフライヤーズカードの種類によって、異なります。

 

一般カード 35%

ゴールドカード 40%

カードプレミアム 45%

 

プラチナ会員の場合ステータス1年目は90%、2年目以降は100%ですので、比較すると半分以下ですので、おまけ程度という感じですね。

 

まとめ

上記以外にも、SFC会員の特典として専用サービスデスクが利用できたり、空席待ちを優先的に取り扱ってくれるといったものなどがあります。

個人的には、特に特典として恩恵があるな、便利だなと感じたものを上記のように挙げました。

SFC会員となることの最大のメリットは、やはりクレジットカードを保有する限り、スターアライアンスゴールドメンバーであり続けられる点です。

以前はユナイテッドのマイレージプラスやエアカナダのアエロプランでマイルを貯めていましたが、こうした制度はなくて、毎年一定以上の飛行をしてマイルを獲得しないとゴールドメンバーになれませんでした。

世界的に見ても、SFCのような制度は、JALのJGCくらいでしょう。あとは、対象のクレジットカードを所有するだけで上級会員になれるデルタ航空があるくらいです。

基本的にスターアライアンスゴールドメンバーとしての特典を享受できるので、便利で一度取得すると、手放せません。

(※スーパーフライヤーズカードのラインナップ、比較

 

 

スポンサーリンク

-ANA マイル

関連記事

ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)申し込み、切り替える前に比較しておく

ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)は、ANAカードと同じようにいくつもの種類があります。 どのクレジットカードを選ぶか?と検討する際には、カードブランドと一般、ゴールド、プレミアムを基準にす …

ANAワイドゴールドカードの特典、メリットを考える

ANAでマイルを貯めるのであれば、やはり誰もが1枚は欲しいと考えるのが提携クレジットカードでしょう。   よくANAカードとも言われていますが、実際に調べてみると何種類もあって迷ってしまいま …

ANA スーパーフライヤーズ(SFC)会員とプラチナ会員を比較。その違いは?

ANAのダイヤモンドメンバーかプラチナメンバーになると、その期間中にスーパーフライヤーズカードと呼ばれるクレジットカードを取得(切り替え)することで、なることができるスーパーフライヤーズ(SFC)会員 …

ANAのマイルとプレミアムポイント 違いをはっきりとさせよう

ANAのマイレージプログラムで、一番大事なことはやはりマイルを貯めること。改めて言うまでもありませんね。マイルを貯めて、特典航空券やアップグレードに使うことが、利用者の最大の目的であり、醍醐味です。 …

初めてのANA SFC修行はシンガポール、石垣、沖縄のルート

ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)を保有していますが、仕事やプライベートで自ずとプレミアムポイントが貯まった結果プラチナ会員になったわけではありません。 いわゆる「修行」をして50,000プ …