ANAのダイヤモンドメンバーかプラチナメンバーになると、その期間中にスーパーフライヤーズカードと呼ばれるクレジットカードを取得(切り替え)することで、なることができるスーパーフライヤーズ(SFC)会員。
その特典やメリットが多岐に渡るので、魅力的なステータスです。一般的にはSFC会員とプラチナ会員とでは、あまり大きな違いがないように思えます。どちらもエコノミー利用でラウンジが使えるし、スターアライアンスゴールドメンバーとして認識されるので、同等というイメージを持ちます。
実際にプラチナ会員とSFC会員の両方を経験してみても、その差はほとんどないと感じています。
しかし、それぞれ別々の会員レベルであるので、細かいところでは当然ながら違いがあります。
個人的にはSFC会員もプラチナ会員も差を感じない
SFC会員とプラチナ会員の比較をする前に、まず初めに押さえておきたい点があります。
プラチナ会員である期間はスーパーフライヤーズ会員であっても、ANAからするとプラチナ会員として認識されています。ここで比較するのは、プラチナ会員としてではなく、ブロンズ会員或いは一般会員として、SFC会員になった場合のことです。
つまり、前年度の獲得プレミアムポイントが30,000ポイント以下の場合で、なおかつスーパーフライヤーズカードを保有しているSFC会員のことです。俗にブロンズSFC、平SFC会員と呼ばれます。
ここでは、プラチナ会員と、平SFC会員との違いを比較します。
結論から言えば、空港でのチェックインから機内、そして手荷物を受け取るまでの一連のANAを利用するなかで特に大きな差は感じません。
SFC会員であることのメリットとして感じている、優先チェックイン、ラウンジ利用、手荷物優先タグについて見てみます。
チェックイン
国際線であれば、海外も含めて基本的にビジネスクラス(orスターアライアンスゴールドメンバー)専用のチェックインカウンターを利用できます。
国内線では羽田だとANA PREMIUM CHECK-INを使えますし、主要な空港では優先カウンターを使えます。
(SFC会員とプラチナ会員に違いなし)
空港ラウンジ
エコノミー利用でも使うことができます。
(SFC会員とプラチナ会員に違いなし)
手荷物優先タグ
スターアライアンスゴールドメンバーとして優先タグが付けられます。エコノミー利用でも、ビジネスクラス客と同じに扱われます。
(SFC会員とプラチナ会員に違いなし)
この他にも、優先搭乗や国際線でのエコノミーからプレミアムエコノミーへのアップグレードでも違いはありません。
(ただし、国際線でのアップグレードでは、ステイタスによって違いがあるとも言われていますので、実際にはプラチナ会員のほうが有利かもしれません。)
いずれにしても、スターアライアンスメンバーとしての特典やメリットを利用できますので、あまり変わらないと感じます。
特に海外の航空会社の場合は、SFC会員もプラチナ会員も、「ANAのスターアライアンスゴールドメンバー」として認識していますので、なおさらです。
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SFC会員とプラチナ会員の違い
このように、ほとんど変わりがないと実感できるものの、明確に違いもあります。
その大きなものはボーナスマイルです。
SFC会員
一般カード 35%
ゴールドカード 40%
カードプレミアム 45%
プラチナ会員
ステイタス1年目 95%
ステイタス2年目以降 105%
このように、ボーナスマイルについては、大きな差があります。ちなみにブロンズ会員は1年目45%、2年目以降50%ですから、ボーナスマイルだけで考えると、SFC会員の位置づけはブロンズ以下ということになります。
ANAからすれば、継続して利用してくれる、或いは直近で利用してくれている会員を優遇する、ということの表れでしょう。
他にも国内線の予約受付開始日が異なったり、専用のデスクがそれぞれ設置されているなど違いはありますが、あまり活用したことがないのもあって、気にしたことがないという感じです。
(※ANA SFCを比較)
まとめ
SFC会員とプラチナ会員では、ボーナスマイルでは大きな違いがありますが、それ以外のところでは比較しても、個人的にあまり差を感じることがありません。
特にチェックインを並ばずに早く済ますことができ、空港ラウンジが利用でき、目的に到着後手荷物が早めに出てきてくれることが大きなメリットと感じているので、SFC会員でも充分満足できています。
ちょっと細かいところでは、ビジネスクラス利用時に限りますが、搭乗後のCAさんの挨拶に「いつも」(ご利用ありがとうございます。)という枕詞が付く、付かないの違いがあるかなといったところです。
また、基本的にANA以外の海外のスターアライアンス航空会社からすると、どちらもスターアライアンスゴールドメンバーとして認識されていると考えて良いでしょう。(ただし、ボーナスマイルの対象はANAとユナイテッド便であるので、もしかしたらユナイテッドからはSFC会員、プラチナ会員とそれぞれ認識されているかもしれません。)
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