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ANAのSFC修行をしてスーパーフライヤーズカードを取得した理由

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現在はANAのスーパーフライヤーズ会員ですが、そもそもはいわゆるSFC修行をして取得した一人です。

飛行機にたくさん搭乗して、どんどんとマイルを貯めていくという「修行」という言葉は、ANAに限らずJALのJGC修行や、外資系航空会社のマイレージプログラムのエリートメンバーを目指す場合にも一般的に使わられるようになりました。

あまり普段飛行機に乗らないような方や関心のない人からすれば、「何でそんな無理してたくさん飛ぶ必要があるのだろうか?」と思われるようなことでしょう。
でも、一度SFCの特典やメリットを体験してしまうと、手にしてみたくなる魅力があります。

また、SFC修行をしてまで、わざわざスーパーフライヤーズ会員になる必要があるのか?迷っているような人もいるでしょう。ここでは、何故SFC修行をして、スーパーフライヤーズカードを取得するに至ったのかをご紹介します。

 

もともとはユナイテッド航空のマイレージプラス会員、エアカナダのアエロプラン会員だった


自分はもともとはユナイテッド航空のマイレージプラスの会員でした。アメリカとヨーロッパを周遊する格安チケットを使って旅行した際にユナイテッドを利用したのがきっかけです。

当時は格安チケットでも100%マイルが貯まったので、1回の旅行で25,000マイル以上貯まりプレミアメンバー(現在のスターアライアンスシルバーメンバー相当)になれました。

ですので、1年のうちに2回もアメリカとヨーロッパを周遊すると50,000マイル貯まるので、プレミアエグゼクティブメンバー(現在のスターアライアンスゴールドメンバー相当)になれました。上級会員になるのが、今では考えられないハードルの低さでした。

おまけに、ユナイテッド便であれば、アジア域内の特典航空券に必要なマイル数もとても少なかったので、何度も旅行することができました。ファーストクラスは4万マイル、ビジネスクラスは3万マイル、エコノミーだと2万マイルで往復ができました。

現在はユナイテッドの成田からアジアへのフライトは全て撤退していますが、当時はシンガポールやバンコク、香港と結構ネットワークが充実していました。

初めての特典旅行は、ユナイテッドのビジネスクラスで行くバンコクでした。往復で3万マイルで行けるわけですから、今となってはかなりお得でした。

一方、エアカナダのアエロプランでマイルを貯めていた時期もありました。その理由はスターアライアンスゴールドメンバーになるための必要マイル数が35,000マイルとユナイテッドよりも低かったからです。更にANAのエコノミーの積算率も100%だったことも大きかったです。

 

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スターアライアンスゴールドメンバーの手厚い特典、メリット


ユナイテッドのプレミアエグゼクティブだった当時から、スターアライアンスゴールドメンバーの特典やメリットは体験していました。

特に優先チェックインやエコノミー利用時のラウンジアクセス、到着時に手荷物が早く出てくるというのが個人的には大きなメリットと感じていました。

また当時はユナイテッド便を利用する際にはシートピッチの広いエコノミープラス(いわゆるプレミアムエコノミー)の席を予約できる特典もなかなかでした。アメリカ便の場合片道10時間以上のフライトとなるので、少し楽に感じられたものです。

他にも、明文化されてはいないものの、恐らくスターアライアンスゴールドメンバー故のメリットかな?と思うものもありました。

オーストリア航空を利用した際に、ほぼ満席だったのですが、自分と後ろの人はエコノミーの横3席に一人だけアサインされたことがあります。もっとも、スターアライアンスのステイタスに関わらず、たまたまだったのかもしれないので、一概には言えません。

ANAでもダイヤモンドメンバーだと隣の席をブロックしてもらえるという話は聞いたことがありますが、エコノミーの場合隣がいるのといないのとでは、長時間のフライトの場合快適度が格段に違いますので、大きいです。

 

ANAのSFC会員になれば、搭乗実績に関わらず保有し続ける限りスターアライアンスゴールドメンバーであり続けられる


ユナイテッド航空でマイルを貯め続けていましたが、やはり毎年飛び続けないと、スターアライアンスゴールドのステイタスは維持することができません。現に毎年ゴールドであったわけではなく、年によってはシルバーだったり平会員だった時もありました。

そのため、ANAのSFCは一度クレジットカードを保有すると永年スターアライアンスゴールドメンバーであり続けられることで魅力に感じるようになりました。

 

 

アメリカ旅行の帰りに出会ったダイヤモンドメンバーと修行僧


SFCの魅力を感じてはいたものの、長年ユナイテッドでマイルを貯めてきたこともあり、またマイル加算率の良さもあるため、ANAの会員にならず仕舞いでいました。

しかし、アメリカ旅行の帰りに遭遇した人がSFC修行を始める大きなきっかけとなりました(この時はANA便を利用しましたが、マイルはユナイテッドに加算していました。)。

アメリカ旅行の帰り、ロサンゼルスから羽田への夜行便に搭乗した時のことです。自分はエコノミー2列目に座っていました。1列目に座っていた前の席の自分とほぼ同年代くらいの男性に、途中何人もCAさんが挨拶にやってくるんですね。他のフライトでも一緒だったことがあるような感じでしたので、リピーターだなとすぐわかりました。恐らくダイヤモンドメンバーの方だったんだと思いますが、「ANAのエリートメンバーになるとこんな待遇があるんだ」と感じました。

 

更にその時は羽田に到着後、朝のフライトで沖縄へ移動して日帰りもしました。現在はもう販売されていませんが、当時は国際線のチケットを購入する場合、国内どこでも往復1万円で行くことができるという国際線乗り継ぎスペシャルというものがありました。購入直前になって知ったので、沖縄往復1万円ならかなりお得だと思ってアメリカから帰国後だけアドオンすることにしました。

そして、午前中には那覇空港に到着して、お昼には沖縄そばを食べて、国際通りを散歩、更には首里城も見学し、結構充実した沖縄観光ができました。

夕方のフライトで羽田に戻ってきましたが、この時は修行僧の人に遭遇しました。自分は普通席3席の窓側に座っていて、その人は自分の隣(3席の真ん中)でした。出発前に通りがかったCAさんに話しかけていたのですが、どうやら予約していた席が通路側なのに違うとのこと。

その際に、その修行僧の人は、朝羽田と札幌のラウンジで予約した席を確認していたと話していました。それを聞いた時に心の中で「え?!」と一瞬思ったのですが、すぐに修行されている人なんだとわかりました(たぶん1日かけて、羽田⇒札幌⇒沖縄⇒羽田を乗り継いでいる)。

ネットなどで、マイル修行のことを知っていましたが、初めて修行僧の人に遭遇しました。「実際に修行する人っているんだな~」と妙に関心してしまいました。

結局その人は他の席に移られましたが、ラウンジ利用しているので、恐らくSFC修行ではなく、プラチナやダイヤモンド修行の人だったと思います。

このようにこの日は、機内でダイヤモンドメンバーや修行の人がいたことで、ANAの上級会員になるべく、SFC修行をしてみようと強く思うようになったわけです。

(参考:スーパーフライヤーズカードのラインナップと比較

 

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