ウィーンは中欧の中でも大きな都市ですが、ヨーロッパ全体の中で考えるとロンドン、パリ、フランクフルトに比べるとそこまで大きくなく、フライト数も多いわけではありません。
東京からウィーンへ行く場合は、どんなルートで行くのが良いのでしょうか?経由便によって色々な選択肢があります。
スターアライアンス
ANAの直行便(羽田⇔ウィーン)
ANAが毎日羽田空港からウィーンへ直行便を運航しています。
NH206 ウィーン⇒羽田
(使用機材:787-9)
往路のNH205便は羽田を深夜に出発して、ウィーンへ早朝に到着するというスケジュールのため、効率的に移動時間が使えて現地で朝から活動できるメリットがあります。
観光だけでなく、ビジネス需要も多いと予想でき、フランクフルト行きの深夜便と並んで利用者が多いフライトでしょう。
オーストリア航空(季節運航)
2016年に運休したオーストリア航空ですが、2018年5月に成田に再就航しました。
サマースケジュール期間の季節運航ですが、直行便での移動ですので選択肢の一つとして考えられるでしょう。
10年ほど前に利用したことがありますが、機内食が結構美味しかったのが印象的です。アンケートなどでも実際にオーストリア航空の機内食の評判が高いのも頷けます。
ヨーロッパ直行便
スターアライアンスに属している中では、他にルフトハンザ、スイス航空、SASなどが主な選択肢となってきます。
結構選択肢の幅が広いという印象です。
ウィーン直行便以外ですと、ANAとルフトハンザであれば、羽田からフランクフルトかミュンヘンを経由していくのが便利であり、メジャーな方法でしょう。
ANAもルフトハンザも昼間羽田を出発してフランクフルト、ミュンヘンには同日夕方に到着するというフライトですので、乗り継ぎで夜にはウィーンに到着できます。またANAは、ウィーン便と同様に羽田を深夜に出発して、早朝フランクフルトに到着するフライトもあります。
スイス航空、SASは成田からの離発着となり、それぞれチューリッヒ、コペンハーゲン経由になります。
南回り便
もう一つ忘れてはならないのが、南回り経由便です。
最近はあまり聞かなくなった感じもしますが、これは東南アジアを経由する行き方でシベリアルートと比べてもそれほど航空券が高くなく、また遠回りする分マイルも多く貯められるというメリットがあります。
学生時代から何度もこのチケットを使ってヨーロッパに行っていました。
スターアライアンスだと、シンガポール航空、タイ航空がこのルートの航空券を販売しています。
タイ航空は、バンコクを深夜に出発するので、成田を夕方に出発する便がトランジット時間的には便利でしょう。
シンガポール航空は現在のところ、ウィーンまで直行便がないので、あまり現実的ではないかなと思います。仮に行くとすれば、ミュンヘンまで飛んであとは鉄道移動になります。
更にはエバー航空もウィーンに就航しています。しかし、バンコク経由便ですので、実質的に台北、バンコクの2か所経由で結構体力勝負といった感じです。
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ワンワールド
ヨーロッパ直行便
ワンワールドではJAL、ブリティッシュエアウェイズ、フィンエアーが選択肢として挙げられます。
JALであれば、ロンドン経由かヘルシンキ経由になります。最近羽田からロンドンの深夜便が就航しましたので、このフライトを利用すれば、ウィーンにはお昼過ぎに到着できます。
南回り便
南回りでは、キャセイパシフィックがあります。ただし、ウィーン直行便は飛ばしていませんので、フランクフルト辺りから鉄道での移動になりますので、ちょっと面倒です。
カタール経由
カタール航空もウィーンに飛ばしています。スカイトラックス社のエアラインオブザイヤーでも過去に何度もベストエアラインに選ばれている人気の航空会社で、羽田からも成田からも飛んでいます。
スカイチーム
ヨーロッパ直行便
スカイチームではエールフランス、KLM、アリタリア、アエロフロートが選択肢としてあります。
エールフランスは成田の他、羽田に乗り入れており、羽田を深夜に出発するフライトもあるので、結構便利なスケジュールが選べます。他は成田への乗り入れだけです。
アジア経由便
スカイチームでは南回りというよりもアジア経由と言ったほうが良いコリアンエアー、チャイナエアラインがあります。
アライアンスに属さない中東系のエアライン
アライアンスに属さない中東系のエアラインとしてエティハド航空とエミレーツ航空もウィーンに就航しています。
どちらもカタール航空と並んでサービスに定評のある航空会社です。
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